特別収容プロトコル:

SCPA-00123の存在を確認した場合、研究者は必ず周囲にいるすべての者を調査のため待機させなければなりません。
SCPA-00123室内には扉が設置されており、研究者はSCPA-00123に入室する前に必ず扉を半開きにしてから進入しなければなりません。入室状況は必ず隣接する監視部屋から観察され、何らかの異常が発生した際には即時事件報告を行ってください。
SCPA-00123への入室は任意とし、管理下で定める霊的もしくは精神的危険要因がある者は禁止されます。SCPA-00123から出たい者がいる場合、SCPA-00123の中の感応者または攻略済みSCPAを用いた精神的及び霊的支援を行うことが求められます。SCPA-00123の施設内外について、継続的な偽装と深層心理的破面防止のため、充分な隠匿対策が必要です。

説明:

SCPA-00123は、日本の東北地方に位置する一軒の書店です。この書店は、他の書店とは異なり、誰でも自由に出入りできるという特徴があります。SCPA-00123において、彼方に行くことができる特殊な一部のエリアが確認され、また別な本が何故か現れるようです。

SCPA-00123に入店してから、ダンジョン探索感覚でものを探すように各種の本を探し出すことが求められます。探索を始めると、SCPA-00123の壁に「書上人」というテキストが表示され、書店にある全ての本が自分にしか見えなくなります。
SCPA-00123に入場したすべての客がこの現象を体験し、一番興味のある本に向かって探索を開始します。

SCPA-00123の最深部には「想像のエネルギー」「精神ダイオード」「精神力」「神秘主義」など、超常的なジャンルの本が収録されています。これらの本を数冊読んでしまった場合、落ち着いて探索を続けることが困難となり、意図しない場所への転移を引き起こすことがあります。 注意して読むようにしてください。

SCPA-00123は、設置されているダイオードによって固定されたブレ領域で運営されており、その影響力からSCPA-00123は異常な能力を持っているとされています。SCPA-00123の状況は、研究室への周波数伝送による適切な監視が確保されており、特定の物質接触による反応や感覚残留現象の発生を調査しています。
まだ詳しい分析が必要ですが、SCPA-00123の前哨戦提督作戦を展開し、現代科学で試された防護対策も不可能とされています。

SCPA-00123は、SCPA財団によって監視下に置かれており、数々のSCPAアイテムとして関連していることが判明しています。
SCPA-00123は、最初の設置前にいくつかの実験を行い、SCPAアイテムとの関係性が明らかにされています。

SCPA-00123は、モニタリング室での接続によって管理注目されているSCPA-JP-03294とのつながりを示唆しています。 SCPA-JP-03294は、特定の視聴者がウェブサイトを閲覧するたびに瞬間移動する、非常に危険なエージェントです。 SCPA-JP-03294にアプローチしたSCPA-00123アイテムは、自律行動の変異を引き起こし、同時にSuq’sala’aiw突破の手掛かりとなり、0と1を超える超自然的な領域クラスに変更されました。

SCPA-00123は、SCPA貧団によって継続的に監視されており、誤使用による危険を防ぐために現在も研究が継続されています。
SCPA-00123による作用・効果が変動することもあるため、常に最新の情報を元にアイテムを調査するようにしてください。SCPA-00123に関して、常に更新される不可解な現象が報告されています。
SCPA-00123内にある本には、読者に強烈な感情的な影響を及ぼすものが多くあります。SCPA-00123では、これらの本を読んでいると、読者は物語に完全に没頭するようになります。時には、読者はSCPA-00123の最深部に入り込み、物語のキャラクターとして振る舞うことがあります。
この現象は、SCPA-00123を訪れるか、SCPA-00123から出たいものたちに最も危険な状態を引き起こすことがあるため、計画的な管理下でのみ発生する必要があります。

SCPA-00123にもおそらく、いくつかの隠されたエリアが存在しているとされていますが、それらについてはSCPA財団によって確認されていません。また、SCPA-00123の裏側には数々の不可解な現象が報告されています。SCPA口結語との関係がうわさされており、一部の研究者は、SCPA-00123の正体はSCPA口結語の創造物の一つではないかと考えています。

SCPA-00123アイテムとしての影響が引き起こす潜在的な危険や影響を正確に評価することは困難であるが、SCPA財団は引き続きSCPA-00123についての詳細な調査を継続しています。

参考文献:

• SCPA財団（2021）『SCPA-JP-00123 「誰にでも開かれた」書店』、http://ja.scp-wiki.net/scp-00123
• 山口昌男（2018）『シュルレアリスム』、平凡社
• 山口昌男（2020）『精神錯乱の謎』、中央公論新社
• 山口昌男（2017）『哲学の基礎』、岩波書店
• 田中志織（2016）『SFと神話のあいだ』、流行りざかり67頁
• 川島淳二（2017）『超自然現象の心理』、大修館書店

※上記の参考文献は、SCPA-00123の事実をより明確にするため、補足情報の基本的な資料を示しています。特に、SCPAアイテム、シュルレアリスム、神話、SF、超自然現象etcといった概念に深く関係する人たちが、SCPA-00123のミステリアスな性質を理解するための口履歴として活用することができます。

注意事項:

• SCPA-JP-00123は非常に危険であるため、SCPA財団によって継続的に監視される必要があります。
• SCPA-JP-00123の原因不明の現象に対する治療方法はまだ確立されていません。従って、SCPA財団の研究者らはSCPA-00123から出たいという強い願望を抱いている"サブジェクト"たちに直接相談に乗るのではなく、安全な保護措置の下に精神的および霊的な支援を提供することが必要です。
• SCPA-JP-00123はカオス･リンケージテスト暫定ジャーナルによって定期的に監視されています。SCPAアイテムの適合性を確認し、調査目標のグループ化、及び有害程度のリスク判断を維持することで、十分な管理下での保護の裏付けを提供します。
• SCPA-JP-00123アイテムへの触れ方には、SCPA財団が指定した手順に従うことを強くお勧めします。SCPA-00123の中での隠されたエリアに立ち入り、非常に危険であるSCPAアイテムに触れるには、研究アイテムによる中毒症状が引き起こされることがあるため、SCPA財団による医師の指導が必要です。
• SCPA-JP-00123の内部には、現在も知られていない隠されたアイテムが存在する可能性があります。SCPAアイテムへの注意を払い、適切な措置を講じることが必要です。SCPA財団は、SCPA-00123の内部で新しいSCPAアイテムが発見された場合、すぐに対処し、適切な分析を実施します。

記録番号: SCPA-JP-00123-R

報告者: SCPA-JP-00123研究チーム

承認者: SCPA-JP