特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00816は、収容される際には3m×3mのセル内に、防弾ガラス製の透明な容器の中に保管されます。容器内の空気は定期的に入れ替えられ、温度は常に20℃を保たれる必要があります。SCPA-JP-00816のセルは24時間常時監視され、異常な挙動が観測された場合には直ちに対処するために常駐スタッフが配置されます。このセルへの立ち入りは、SCPA-JP-00816の能力による被害を防ぐため、厳重に管理されます。

説明:
SCPA-JP-00816は、通常の外観を持つ普通の鏡ですが、触れることで異常な効果が現れる異常物体です。SCPA-JP-00816を触れると、触れた者の姿が鏡に映し出される姿とは異なる何らかの変化が生じます。この変化は極めて不安定で、触れた者の性格、外見、記憶などに及ぶ可能性があります。SCPA-JP-00816の異常性が明らかとなった初期の実験において、被験者は自らの姿が反映された鏡を見た瞬間に狂気に陥り、その後の記録が不可能となる事態が複数回観測されています。SCPA-JP-00816の効果は触れた者に異常な影響を及ぼすだけでなく、その影響をさらに拡大させ、周囲にも影響を及ぼすことがあるため、慎重な取り扱いが必要です。

追加情報:
SCPA-JP-00816の効果は、触れた者に現れる異常な変化によって周囲の人間関係や組織にも深刻な影響を及ぼす可能性があります。過去において、SCPA-JP-00816に触れた職員が自らの姿に異常な変化を感じ取り、同僚や上司との関係に緊張や敵意をもたらす事例が報告されています。このような影響は、SCPA-JP-00816の性質上、触れた者自身が異常性を自覚しにくいため、問題が発覚するまでに時間がかかる傾向があります。

さらに、SCPA-JP-00816に関する研究や実験に従事する職員たちも、長時間の接触や研究作業によって精神的な負担を受ける可能性があります。SCPA-JP-00816は人間の心理やアイデンティティに深い影響を及ぼすため、関わる者全てに対し、メンタルヘルスの管理や支援が重要であるとされています。SCPA-JP-00816の詳細な研究や解析には慎重を期し、人道的かつ安全な方法での情報収集が求められます。追加情報:
SCPA-JP-00816は、触れた者に異常な変化を引き起こすだけでなく、時折その影響が物理的な世界にも及ぶことが報告されています。過去の観察によると、SCPA-JP-00816に触れた者が鏡の中で反映された姿に合わせて身体的な変化を遂げる現象が確認されています。例えば、被験者が鏡に映る姿が傷を負っている場合、触れた者の身体にも同様の傷が現れるという現象が報告されています。

このような物理的な影響は、SCPA-JP-00816が持つ異常なエネルギー場に起因すると考えられており、そのメカニズムは未だに完全に解明されていません。この特性のため、SCPA-JP-00816を扱う際には触れるだけでなく、鏡の中に映し出された姿に異変が生じていないかどうかも注意深く監視する必要があります。物理的変化が生じた場合には、速やかに医療スタッフの対応が必要となるため、常に医療施設へのアクセスを確保することが勧められます。SCPA-JP-00816の異常性を包括的に理解し、適切な対応策を講じることが重要であるとされます。

補遺:
SCPA-JP-00816は、長期にわたる研究と監視の結果、触れた者への影響が時間とともに増幅する傾向があることが判明しました。初期の接触では比較的軽微な変化しか観測されなかった被験者に対し、長期間にわたりSCPA-JP-00816に接触し続けた者は、より極端な変化を経験することが報告されています。

さらに、SCPA-JP-00816の異常性が他の物体や個体にも波及する可能性があることが発見されました。SCPA-JP-00816と同じ空間内に存在する別の物体や生命体が、SCPA-JP-00816によって引き起こされた異常なエネルギー場に触れることで、予期せぬ現象が発生するリスクがあることが示唆されています。この相互作用による影響を避けるため、SCPA-JP-00816は他の異常物体や重要な設備との間に一定の距離を保つように収容されるべきです。今後の研究においては、SCPA-JP-00816とその影響範囲についてさらなる詳細な調査が求められます。

注意事項:
SCPA-JP-00816に接近する際には、絶対に直接触れないでください。触れた者には予測不可能な変化が生じる可能性があり、その結果、深刻な影響を受けることがあります。SCPA-JP-00816を取り扱う際には、遠隔操作やロボットアームなどを利用して、安全かつ適切な方法で触れることを心がけてください。SCPA-JP-00816の効果は触れた者に留まらず、周囲にも波及することがあるため、取り扱いには特に注意が必要です。

記録番号:
SCPA-JP-00816

報告者:
あ

承認者:
Site-81長官 神崎俊哉