特別収容プロトコル:
SCPA-AJP-01391は、一般の職員や研究員がアクセスできない施設内の専用倉庫に保管される必要があります。SCPA-AJP-01391の収容倉庫は24時間監視カメラで常に監視され、入り口には二重の鍵と認証システムが設置されます。SCPA-AJP-01391へのアクセスは、認定された調査チームや管理者にのみ許可されます。SCPA-AJP-01391の取り扱いには最高度の機密性が求められ、未認証の者がSCPA-AJP-01391に接触することは厳しく禁止されています。

説明:
SCPA-AJP-01391は通常の外見を持つ衣服であり、特異な性質を有しています。SCPA-AJP-01391を身に着けると、装着者の身体に異常な変化が生じます。最初は軽微な変化が見られますが、時間が経つにつれて変化は加速し、装着者の肉体は異形へと変貌していきます。この変貌は身体的な特徴だけでなく、装着者の精神にも影響を及ぼし、狂気に陥ることがあります。

SCPA-AJP-01391は装着者の周囲環境にも影響を与えます。装着者周囲の物体や生物が不可解な変異を起こし、異常現象が発生することが報告されています。さらに、SCPA-AJP-01391は周囲の空間にも異常な影響を及ぼし、装着者を取り巻く現実は歪んだものとなります。

SCPA-AJP-01391は一度発動すると正規手段では効果を解除することが極めて困難であり、その影響は制御不能な状態にまでエスカレートする可能性があります。これらの性質から、SCPA-AJP-01391は最大限の警戒を要する危険なアーティファクトとして扱われています。

SCPA-AJP-01391は何者かによって特定された場合、その影響範囲が拡大する危険性があります。被験者や被影響者がSCPA-AJP-01391の存在を広めると、異常現象がより強力に現れ、周囲の人々にも影響を及ぼす可能性があります。このため、SCPA-AJP-01391に関する情報の流出を防ぐためには、適切な情報封じや偽装活動が必要不可欠です。

さらに、SCPA-AJP-01391が放置された状態での影響が懸念されます。SCPA-AJP-01391が取り扱われず放置されると、周囲環境に異常な変異が広がり、深刻な事態を招く可能性があります。そのため、SCPA-AJP-01391の定期的な確認と管理が重要であり、放置された場合には即座に封じ込める対策を講じる必要があります。

研究チームは現在、SCPA-AJP-01391の性質や影響メカニズムについてさらなる詳細な調査を行っています。SCPA-AJP-01391の異常性を理解し、適切に収容する方法についての研究が進められており、安全かつ確実な管理手法の確立が急務とされています。SCPA-AJP-01391の性質についての知見が増加していくにつれ、より効果的な収容プロトコルの確立に向けた取り組みが行われています。SCPA-AJP-01391は装着者の身体だけでなく、感情や記憶にも異常な影響を及ぼすことが明らかにされています。被験者の多くが、SCPA-AJP-01391を装着した際に現れる感情の変化について報告しており、特に恐怖や絶望などの負の感情が強調される傾向にあります。一部の被験者は、SCPA-AJP-01391を身につけることによって過去の記憶が歪められたり消失したりすると証言しており、その影響範囲は予想以上に広範囲に及んでいます。

さらに、SCPA-AJP-01391は一種の依存性を示すことが報告されています。装着者がSCPA-AJP-01391を一度でも身につけると、その存在に対する強い執着や異常なまでの愛着を持つようになるケースが複数確認されています。この依存性は、装着者の自己同一性や行動パターンに大きな変化をもたらし、人格の崩壊や自己抹消といった深刻な結果を招く可能性があります。

このようなSCPA-AJP-01391の感情や記憶に対する影響、さらに依存性に関する知見から、適切な心理的支援や治療プログラムの提供が重要となっています。SCPA-AJP-01391によって影響を受けた者の心理的安定を確保し、異常な影響が拡大することを防ぐために、十分なサポート体制が整備されていることが必要です。

補遺:
SCPA-AJP-01391は初めて発見された際、何者かによって強制的に被験者に着用させられている状態で発見されました。その被験者は異常な変貌を遂げ、周囲に恐怖と混乱をもたらしました。この事件を契機に、SCPA-AJP-01391の危険性と異常性が認識され、適切な収容と管理が確立されるまでに至りました。

さらに、SCPA-AJP-01391の起源や製造方法についての調査が継続されていますが、現時点ではその正確な情報は不明です。SCPA-AJP-01391がどのようにして異常な性質を獲得し、その影響を拡大させているのかについての研究が必要とされています。また、SCPA-AJP-01391の制御方法や解除手段に関する研究も喫緊の課題として位置付けられており、これらの取り組みが成功すれば、SCPA-AJP-01391の安全性を向上させる可能性が期待されています。

注意事項:
SCPA-AJP-01391を取り扱う際には、絶対にその衣服を直接肌に触れさせないようにしてください。SCPA-AJP-01391は装着者に極めて危険な影響を及ぼす可能性があり、その影響は速やかに周囲に拡大する恐れがあります。SCPA-AJP-01391の装着や取扱いに関する実験は慎重に行われるべきであり、未訓練の者が取り扱うことは絶対に許容されません。SCPA-AJP-01391に対する取り扱いは、最高度の警戒と機密性が確保される必要があります。

記録番号:
SCPA-JP-01391

報告者:
SCPA Foundation 日本支部 研究員A

承認者:
O5-12