特別収容プロトコル:
SCPA財団内の全てのエージェント及び研究員に対し、SCPA-JP-01502はランチ用に指定されたエリアでのみ消費するよう指示されます。SCPA-JP-01502の収容エリアは、通常の食料品とは別に保管され、安全な食品取り扱い手順に則って管理されなければなりません。また、SCPA-JP-01502の調理時には、安全性を確保するために専用の調理器具を使用するようにしてください。ランチ用エリアへのアクセスは必要最小限にとどめ、不必要な者が立ち入ることを禁止します。SCPA-JP-01502の摂取量にも制限を設け、1回の食事当たりの摂取量は一人当たり1個にとどめなければなりません。

説明:
SCPA-JP-01502は一見すると普通のサンドイッチのように見えますが、その特異性は摂取後の効果にあります。SCPA-JP-01502を摂取した被験者は、非常に異常な行動を取るようになります。普段は温厚であるべき被験者が攻撃的になったり、極端なパニック状態に陥ったりすることが確認されています。さらに、SCPA-JP-01502の摂取者は、記憶の喪失や時間の錯乱といった症状を示すこともあります。この異常な効果を持つSCPA-JP-01502は、偶発的に発見され、SCPA財団によって収容されました。SCPA-JP-01502の消費は絶対に禁止されており、研究目的以外での使用は許可されません。被験者の安全性を確保するため、SCPA-JP-01502は財団内で厳重に管理されています。

SCPA-JP-01502は摂取されると、摂取者の身体的な変化も観察されています。摂取後、被験者の皮膚が異常な色合いに変化したり、突然の体重変化や異常な体温の上昇が観測されることがあります。さらには、SCPA-JP-01502を摂取した者が妙な音声を発したり、不可解な記号や模様を描いたりすることも報告されています。これらの身体的変化は一貫性がなく、個々の被験者によって異なることが観察されています。

また、SCPA-JP-01502はその出所についての記録が一切存在せず、生産工程や成分分析の結果も空白であるという特異な点を持っています。さらに、SCPA-JP-01502を所持した者からは、「見知らぬ人物から突然譲られた」「食事を提供されたが特定の情報は知らない」といった報告が多数寄せられており、SCPA-JP-01502の起源が謎に包まれています。

SCPA財団はSCPA-JP-01502の危険性を深く認識し、この異常なランチについて慎重に研究を進めています。目下、SCPA-JP-01502の影響を緩和する方法や、効果的な収容手段についての研究が続けられていますが、未だ解明されていない謎に包まれた特性を持つSCPA-JP-01502は、研究者たちに深い関心を寄せさせています。SCPA-JP-01502に関するさらなる分析では、摂取者の精神状態にも異常な変化が生じることが確認されています。多くの場合、SCPA-JP-01502を摂取した者は幻覚や幻聴を経験し、現実と非現実の境界が曖昧になると報告されています。彼らは疑心暗鬼になり、周囲の存在を疑う傾向が見られる一方、絶望感や孤独感に襲われることもあります。さらに、SCPA-JP-01502の影響下にある者は、異常な食欲や拒食症の症状を示すこともあり、一貫性のない行動パターンが観察されます。

SCPA-JP-01502の異常性についての解明はなお進行中であり、研究者たちは摂取者の精神的変化についてのメカニズムを解明するための努力を続けています。さらに、SCPA-JP-01502が引き起こす効果を制御し、研究対象の安全性を確保するための手段を模索しています。SCPA-JP-01502は依然として謎に包まれた存在であり、その恐るべき効果が我々の理解を超える範囲に及んでいることは明らかです。SCPA財団は引き続き、SCPA-JP-01502についての研究と収容を継続し、その異常性に挑む決意を示しています。

補遺:
SCPA-JP-01502は何らかの理由により、特定の個体によっては異常な反応を示さず、通常のサンドイッチとしての消費が可能なことが報告されています。これらの個体は特異な生理特性を有し、SCPA-JP-01502の異常性が影響を及ぼさないことが示唆されています。ただし、この現象がどのような条件下で発生するかについては未解明の部分が多く、引き続き研究と観察が必要とされています。SCPA財団では、このような特異な個体に焦点を当て、SCPA-JP-01502の異常性のメカニズムを解明する為の研究を展開しています。

注意事項:
SCPA-JP-01502は絶対に摂取してはいけません。このランチは異常な効果を持ち、摂取した者に深刻な影響を与える可能性があります。SCPA-JP-01502の収容エリアには立ち入らないでください。SCPA-JP-01502は厳重に管理されており、無断での取り扱いは許可されていません。万が一、SCPA-JP-01502を摂取した者がいた場合は、直ちに医療スタッフに報告し、適切な処置を施してください。SCPA-JP-01502に関する実験や研究は、訓練を受けた専門家の監督のもとでのみ行われるべきです。

記録番号:
SCPA-JP-01502

報告者:
Dr. A

承認者:
Site Director ████