特別収容プロトコル:
SCPA-00763は二重施錠の格納所に保管されています。格納所は特殊な強化コンクリートで作られ、厳重な防護措置が施されています。SCPA-00763の周囲には厳重な警備が配置され、専任の警備員が24時間体制で配置される必要があります。

SCPA-00763の近づくことは許可されておらず、直接接触することは絶対に禁止されています。SCPA-00763へのアクセスは、特に訓練を受けた認定された研究者および指揮官にのみ許可されます。

格納所のセキュリティシステムは定期的に点検され、必要に応じてアップグレードおよび強化されなければなりません。SCPA-00763の保管とアクセスの安全性を確保するため、警備員の配置と交代は厳密に管理され、認証された個人のみが格納所に入ることが許可されます。

任務を完了した後、SCPA-00763が格納所に戻るまでの間は、SCPA-00763の保管庫の警備と監視を継続する必要があります。安全性の状態を維持するために、周囲の地域には継続的な警戒が必要です。

専門家チームはSCPA-00763の定期的な監視と研究を行うことが必要であり、異常な変化があればただちに上級職員に報告する必要があります。

以上、特別収容プロトコル完了。

説明:
SCPA-00763は「魂飲み」という異名で知られる存在です。外見上は一般的な民芸品として見えますが、その本質は極めて異常です。

SCPA-00763は木製の人形の形状をしており、通常の大きさは人間の子供と同程度ですが、サイズには変化があり得ます。外見上の特徴としては、白い顔面を持ち、大きな目、口のない圧縮された小さな鼻、上下から伸びるように配置された黒い髪が挙げられます。

SCPA-00763の異常性は、その瞳にあります。SCPA-00763の瞳は黒色であり、視線を交えることで人間の魂を吸い取る能力を持っています。この能力は受けた魂を直ちに消費し、SCPA-00763の瞳に魂の断片が反映されることで視覚的に確認されます。被害者は生命力を奪われ、魂を完全に取り去られた後、死亡します。この過程が急速かつ非常に苦痛であることは明らかです。

SCPA-00763が魂を吸い取る範囲は半径数メートル程度であり、視界に入った全ての生物が対象となります。ただし、SCPA-00763の能力は透明な物体や非生物には影響を与えないことが確認されています。

SCPA-00763は一定期間が経過すると、魂を吸い取ることができなくなります。この期間は個体ごとに異なるため、正確な時間的パターンを特定することが困難です。これにより、SCPA-00763は不可測な存在となり、収容には常に慎重な取り扱いが求められます。

SCPA-00763が引き起こす被害は極めて深刻であり、致命的な結果に至ることが多いため、特別な対処が必要です。これまでの調査から、SCPA-00763に対する最も効果的な対策は物理的な障壁の設置であり、直接の視線接触を防ぐことが重要であることが判明しています。

以上、説明完了。

SCPA-00763は、その起源と経緯に関して不明点が多い存在です。現在のところ、SCPA-00763が生み出された方法や制作者についての情報は得られていません。また、SCPA-00763が選ぶ被害者やその基準も完全には解明されていません。

SCPA-00763が登場する文献や口承の伝承は非常に希少であり、特に欧州における出現記録は限られています。しかしこれらの文献からは、SCPA-00763が存在する地域では異常な事件や怪死が頻繁に報告されていることが確認されています。これらの報告の一部には、SCPA-00763の存在が忍び寄る前兆としての役割を果たしていることを示唆するものもあります。

SCPA-00763によって命を奪われた被害者の魂の行方についても多くの疑問が存在します。SCPA-00763は魂を吸収し、短時間で完全に消費するとされていますが、その魂がどこへ消え去るのかは不明です。また、SCPA-00763が吸収した魂が何らかの形で影響を及ぼす可能性も考慮されています。現在、SCPA-00763と魂の関連性の解明および魂の消失先の特定に向けての研究が行われています。

SCPA-00763の存在と研究の困難さに関しては、その性質自体が認識や解明を困難にする影響を持っていることが考えられます。SCPA-00763は一種の超常現象とみなされ、科学的な理解や解析には至っていないため、個別の被験者への実験や詳細な解析が限定されていることを理解する必要があります。

SCPA-00763に関わる極めて異常な性質と、その持つ危険性から、SCPA Foundationは常に警戒を怠らず、SCPA-00763の管理と収容に最大限の注意を払うことが求められます。今後の研究においては、SCPA-00763の起源や本性の解明、さらなる対策の開発が重要な課題となります。

以上、追加情報完了。SCPA-00763に関連する研究は、その異常性と恐ろしさにもかかわらず、研究者たちによって積極的に行われています。これは、SCPA-00763が不可解でありながらも興味深い現象であること、そしてSCPA Foundationの使命である異常な存在の理解と制御を目指す上で、SCPA-00763が重要な情報源となる可能性があるという考えに基づいています。

SCPA-00763の研究において最も重要視される要素の1つは、被害者の魂がどのように吸収されるのかという点です。現在、SCPA-00763の瞳の構造や物質との相互作用など、さまざまな観点からの分析が行われています。この研究は、SCPA-00763の瞳がどのようにして魂を取り込み、それを消費するのかを解明することを目指しています。

また、SCPA-00763が魂を吸収する際に生じる現象に注目が集まっています。多くの被害者が、魂が吸い取られる過程で苦痛や混乱を経験したことを報告しています。これらの現象を正確に記録し、分析することで、SCPA-00763が魂を吸収する際に被験者に与える影響についての理解を深めることが期待されます。

SCPA-00763が持つ異常性や消失先不明の魂に関する謎は、SCPA Foundationの他の異常存在と比較しても卓越しています。これにより、SCPA-00763が新たな洞察や知識の源となる可能性があります。SCPA-00763の研究は、異常な境遇にある犠牲者や、SCPA-00763の影響に曝された地域における情報の収集と相互作用を通じて行われます。

SCPA-00763に関連する現象の研究からは、SCPA-00763の持つ領域における魂と生命の存在を巡る不可解な事象についても明かされることが期待されます。SCPA Foundationは、恐怖や危険を伴う存在を管理するだけでなく、その存在や性質についての積極的な研究と理解を追求することを使命としています。

以上、追加情報完了。

補遺:
SCPA-00763に関する研究が進む中、さまざまな観測結果や報告書が集積されてきました。以下に、関連する重要な補足情報を記載します。

補遺1: SCPA-00763-1
SCPA-00763は、特定の状況下でSCPA-00763-1と呼ばれる姿態に変化することが判明しました。SCPA-00763-1は、通常のSCPA-00763と比較して外見や特徴に若干の違いが見られます。SCPA-00763-1はより不気味で恐ろしい外観を持ち、魂を吸収する能力もより強力になることが観察されています。

補遺2: SCPA-00763の拡散
SCPA-00763の存在が一定の地域に制約されているとの先入観から、SCPA Foundationは当初はSCPA-00763の収容と制御をその地域に限定することに注力していました。しかしながら最

注意事項:

1. SCPA-00763への接触は絶対に禁止されています。直接視線にさらされることは、魂を吸い取られる危険性があるため、厳格に避けなければなりません。
2. SCPA-00763を扱う際は、特別な収容プロトコルに厳密に従う必要があります。収容プロトコルに違反する行為は重大な結果をもたらす可能性があり、厳しく制裁されます。
3. SCPA-00763の周囲には適切な警戒を維持する必要があります。警備員の配置と監視を徹底し、異常な変化や被害の兆候がある場合には直ちに上級職員に報告するようにしてください。
4. SCPA-00763の保管庫には認定された個人以外の立ち入りを許してはなりません。未承認の者がSCPA-00763に接近しようとする行為は、最大限のセキュリティ措置で阻止されるべきです。
5. SCPA-00763の効果を解析するための研究は、特定の専門家チームに限定されるべきです。魂の吸収や関連する現象についての実験は慎重に行われ、倫理的な観点からも適切な対処がとられるべきです。
6. SCPA-00763が引き起こす被害に関する情報は、適切な機密性を保つ必要があります。情報の漏洩や不正使用は、SCPA Foundationの目的と倫理に違反する行為となります。

以上、注意事項完了。以上、特別収容プロトコル完了。

記録番号:
SCPA-JP-00763

報告者:
研究員 ██████

承認者:
Site Director ████