特別収容プロトコル:

SCPA FoundationはSCPA-JP-00123を、4m x 4m x 4mの個別収容室に収容することが必要です。個別収容室には、内部から外部に出ることができないように設計された中空の立方体形式のコンクリートブロックが必要です。また、専門知識を有する医療スタッフによって監視される必要があります。 SCPA-JP-00123を観察する際、研究者は高度な防護スーツを着用し、視界を確保するための専用の観察機器を使用する必要があります。SCPA-JP-00123の周りには、透明な透視壁が設置され、SCPA-JP-00123の影響下にある可能性のある人々からSCPA-JP-00123を分離する必要があります。SCPA-JP-00123の周辺でいかなる活動も行うことは禁止されています。 SCPA Foundation上層部の許可なしにSCPA-JP-00123にアプローチすることは禁止されています。

説明:

SCPA-JP-00123は、人間の姿をした異常な生き物である。SCPA-JP-00123は、皮膚、肉、骨、内臓などが全て糸状の物質に置き換えられた極めて異質な外見をしている。糸状の物質には人間には存在しない化学要素や不明燃料の成分が含まれており、SCPA-JP-00123には先天的な高度の放射線耐性があることが判明している。

SCPA-JP-00123は、一定の距離を保つと糸状の物質を伸ばして、直接対象者に触れることなく対象を攻撃する能力を持っている。SCPA-JP-00123の攻撃方法は常に同じであり、対象者の吸い込み短絡を引き起こし、その後はすぐに糸状の物質で体内を侵食する。 侵襲された対象者は、脳または脊髄にまで至る侵食を受ける前に即死することが多いと報告されており、SCPA-JP-00123が人間に影響を及ぼす方法は非常に危険です。

SCPA-JP-00123は人間を探しているように見える。SCPA-JP-00123が人間に対してのみ攻撃を行う傾向があることが分かっており、SCPA FoundationはSCPA-JP-00123の出現を報告する際には、人員に安全性に対する注意を喚起する必要がある。

SCPA FoundationではSCPA-JP-00123を、国際的な公安活動に組み込むために調査を続けている。SCPA-JP-00123にまつわるさらなる情報や、SCPA-JP-00123の発生源についての知見を集め、SCPA Foundationの蓄積された暗号解析の手法を元にその特徴を調べ、SCPA-JP-00123の特徴の解明等を続ける必要がある。

SCPA-JP-00123には多数の心理的影響が確認されており、SCPA-JP-00123に曝露された人々は、短時間で症状を発症することが多い。視覚的・聴覚的な幻覚、自己責任誘導的なリズム、そして異常な喪失感が、SCPA-JP-00123との接触後に登場することが一般的です。SCPA-JP-00123に対して警告を発する際には、SCPA-JP-00123に対する伝統的な警告とともに、その影響下にある可能性のある人々に対して、心理的な注意喚起を行う必要があります。

また、SCPA-JP-00123は攻撃的な臨界点に達しない場合、出現しても無反応を示す可能性があることが判明しています。しかし、SCPA-JP-00123が攻撃的な行動を呈する条件や出現の必然性は、今後の調査でよりよく明らかにする必要があります。

SCPA Foundationの調査チームによるSCPA-JP-00123の観察を通じて、SCPA-JP-00123の発生源に関する新たな情報が判明しています。SCPA-JP-00123は、既知の生物種の遺伝子構成を完全に書き換えた上で生み出される、いわゆる遺伝子シフト技術を使用して生成された疑わしい異常な生体兵器である可能性があることが判明しています。SCPA Foundationでは、SCPA-JP-00123の生みの親となる疑惑が浮上した組織の追跡を行うことで、SCPA-JP-00123が世界中に広まるリスクを減らし、組織と設計者に対し摘発を行う必要があると考えています。SCPA-JP-00123は数多くの脈絡のない出現を示しており、全ての出現が予測不可能であるため正確にその起源を追跡することが困難です。SCPA-JP-00123は直接の攻撃を行うことは滅多にありませんが、SCPA FoundationはSCPA-JP-00123によって環境中の汚染物質を消費して、拡大する可能性があるため、SCPA-JP-00123が繁殖しないように注意し続ける必要があります。

SCPA-JP-00123は遺伝子シフト技術を使用して生み出された異常な生体兵器で確定していますが、それが本当にその主たる目的であるかどうかは不明です。SCPA-JP-00123が出現している場所において、ある種の調査活動や、その地域の資源の発掘が実施されていた事実が明らかになっており、SCPA Foundationは、自然的な化合物や新しい物質やエネルギー源を狙う地球上の破滅的な種族と関わりがある可能性が高いと考えています。

SCPA-JP-00123は一度目的を確立すると、非常に執拗で手段を選ばなくなります。一度SCPA-JP-00123に攻撃された対象者は、適切な医療処置を受けずに生き残る可能性はほとんどありません。SCPA Foundationでは、SCPA-JP-00123に対抗し、コントロールするために、多数の研究に着手しており、SCPA-JP-00123の行動原理や攻撃方法に通じる情報収集と、新たな限定制御方法の開発に専念しています。

参考文献:

• 「SCPA基金財団事務局の機密文書A-JP00123」
• 「SCPA-JP-00123の発生源についての研究論文」、SCPA Foundation Research Journal、Vol.22、No.3、2021年
• 「SCPA-JP-00123の攻撃方法と影響に関する研究」、SCPA Foundation Anomalous Research Quarterly、Vol.7、No.1、2019年
• 「SCPA-JP-00123に関連する心理的影響の詳細な調査」、SCPA Foundation Psychological Studies、Vol.3、No.2、2020年
• 「SCPA-JP-00123の拡大防止策とその有効性に関するレポート」、SCPA Foundation Risk Assessment Reports、Vol.9、No.4、2018年

注意事項:

SCPA-JP-00123は、危険な異常な生物であるため、SCPA Foundationによって厳重に管理されています。SCPA-JP-00123に対する接触は、適切な訓練と装備が必要です。SCPA-JP-00123との接触に際しては、高度な防護スーツや観察機器、医療スタッフが必要です。SCPA-JP-00123に触れたり、直接攻撃したりすることは、絶対に行わないでください。また、SCPA FoundationはSCPA-JP-00123に対する拡散危険のため、SCPA-JP-00123による攻撃を受けた場合、その場から遠ざかるようにしてください。

SCPA Foundation内でのSCPA-JP-00123に関する情報は、システムによって厳密に制御され、必要に応じて分類されます。SCPA-JP-00123の情報には、最高機密保持レベルが指定されており、SCPA Foundationの機密保持ポリシーに従って管理されます。SCPA-JP-00123に関する情報は、SCPA Foundationの認可を受けた個人や団体のみがアクセスできます。

SCPA Foundationでは、SCPA-JP-00123に進化や変異が起こることが想定されます。SCPA-JP-00123に関する新しい情報や現象が発見された場合は、SCPA Foundationに報告するようにしてください。 SCPA-JP-00123に対する正確な情報の収集と、SCPA-JP-00123に対する対策の開発を通じて、SCPA Foundationは、SCPA-JP-00123の捕獲、制御、さらなる被害の防止を目指しています。

記録番号: SCPA-JP-00123-2022

報告者: