特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00605は収容施設内で個別に保管する必要はなく、一般的な果物保管庫にて保管可能です。SCPA-00605の存在を知る人員・職員には、SCPA-00605の確認・保管に関する訓示を与える必要があります。SCPA-00605が異常行動を示した場合には、以降の処置について本部と連絡を取り、SCPA-00605の処分を取り決める必要があります。また、SCPA-00605が全て収穫されたことを確認し、残りのSCPA-00605を全て破棄することを推奨します。

説明:
SCPA-00605は、一般的な桃と同様の外見を持つ果物です。個体の重量は平均的な桃の重さに近く、熟した桃のように甘く、食用に問題はありません。SCPA-00605は、一定の音楽を放送することで自発的に踊るという異常な特性を持ちます。

SCPA-00605は、一定の音楽に反応して芸術的な動きを披露するため、関連する縁日祭りや音楽フェスティバルなどでの展示が求められる可能性があります。これはSCPA-00605の異常性が公に知られることを招くことにつながります。SCPA-00605が一般的な市場に流通した場合や、SCPA-00605に関する正当でない目的での悪用が疑われる場合には、SCPA財団の検閲管掌下に置き、詳細な検査を行う必要があります。

SCPA-00605を所持している者に異常な状態が見られることは報告されていませんが、SCPA-00605は当初の音楽に匹敵する響きの音楽を流さない限り、動きを抑制し、無音の状態で保管しても問題ありません。SCPA-00605の所持または使用に関する権限を持つ者は、常にSCPA財団の規定および指示に従い、SCPA-00605の管理・取り扱いに対して責任を負う義務があります。

SCPA-00605が自発的に踊る状態は、踊りの種類や速度、それに連動して動く果肉の形状も変化することから、踊る力により何らかの知的活動があると推測されます。を持っていることが報告されていることもあり、SCPA-00605は本来の植物の場合には存在しない[censored]を持つ可能性があり、SCPA-00605の極めて特殊な性質を示す要因の一つと考えられます。

SCPA-00605に対する詳細な調査はこれまで行われておらず、SCPA財団においても公式的な調査が積極的に進められていないことが伺えます。報告されているSCPA-00605の異常性は比較的低いものとされていますが、SCPA財団に所属する職員には、SCPA-00605についての引き続きの研究が推進されるべきと考えられます。

SCPA-00605と同様の異常性を持つ果物・農作物の存在については、SCPA財団の報告書には言及されていないため、SCPA-00605が極めて特殊な性質を持つ存在であることが示唆されます。また、SCPA-00605の異常性を応用可能な技術として扱う可能性もあるため、SCPA財団においてSCPA-00605の管理・取り扱いには特別な注意が必要とされます。SCPA-00605の特色の一つは、音楽に反応することにあるため、音楽の種類やリズムパターンがSCPA-00605の動きに対して影響を与えることが確認されています。SCPA-00605では、個々のサンプルで生じる音楽に対する選好性の違いが報告されています。これは樹木内部で生じる[censored]の異常性に関連しているのか、SCPA-00605の成分中に音楽に反応する成分等が含まれている可能性があります。

SCPA-00605の保管場所には注意が必要であり、SCPA-00605が長時間保管されることで、常温下で発酵することが報告されています。SCPA-00605が発酵した場合、唾液腺から[censored]した異常性の液体を分泌することがあり、SCPA-00605を過剰に摂取した場合や、SCPA-00605に触れた場合には、SCPA財団に所属する職員に対して異常な影響を与えると考えられます。

SCPA-00605が発生する頻度や、SCPA-00605が自発的に踊り始める音楽についての特定はこれまでに行われておらず、SCPA財団において引き続き研究が必要とされます。SCPA-00605の特別な性質や新しい発見については、SCPA財団の施設内・施設外での研究成果により、提起することが可能であります。

補遺:
SCPA-00605には稀な事例として、SCPA-00605を所持した者が突然の死を遂げた報告があります。SCPA-00605を所持または食用した者に睡眠障害や幻覚を引き起こす可能性があり、SCPA財団の職員にはSCPA-00605の扱いには特に注意することが求められます。

SCPA-00605を破壊しようとした場合、SCPA-00605の果皮が極めて頑丈であることが報告されています。SCPA-00605を分解するには複雑な工程が必要なため、SCPA-00605を解体する際にはSCPA財団の規定に則って行い、SCPA-00605を証拠品として採取する場合には、適切な保管方法を選定する必要があります。

SCPA-00605の異常性に関連した、より具体的な調査が必要であることが報告されています。SCPA財団の所属者は、SCPA-00605を研究することにより、SCPA-00605の異常性や[censored]といった、SCPA-00605の異常性の根本原因についての解明を図る必要があります。

注意事項:
SCPA-00605は、果物として市場に普及しており、一部の関係者から不正に取得・私的に保有されている恐れがあります。SCPA-00605に対する不正な使用や、SCPA-00605の異常性が公に知られることは、SCPA財団の信用低下や、市民への被害が発生する危険性があります。SCPA-00605に関する管理および所持者への指導は、常に慎重かつ実施可能な最高水平で行われ、可能であれば違法な使用および所持・販売・その他の行動に対する防止策も必要です。追加的に、SCPA-00605を取り扱う者は、SCPA-00605の音楽について慎重かつ慎重に選択し、踊る桃の特異的な行動について十分な知識を持つようにする必要があります。

記録番号:
SCPA-JP-00605

報告者:
█████ ████████ 博士

承認者:
█████ ████████ 博士